脱色
日番谷隊長の嫁になる話。
・どういう訳だか日番谷さんと結婚したヒロイン。
・式の3日前に初めて顔を合わせた二人。
・セッティングは総隊長。
・見合い婚?いいえ、式の当日までに交わした会話は「お初お目にかかります、日番谷隊長」「……ああ。」
・政略婚?いいえ、「わしはあの二人が連れ添っておるのを見たいんじゃ!どちらもちんまりして可愛らしかろう!!」
・ヒロインの身長は日番谷さん−3cm。
・とりあえず用意された新居に行ってみた。
・机の上に総隊長からの手紙を発見。
・嫌な予感がするんだが。そうですね。………見るべきか?もしかすると事情が説明されているのかもしれませんね。よし見るぞ。
・”夫婦三箇条” (どーん)
・………。………。
・一つ、終業後は必ず帰宅すること。一つ、家にいる場合は共に食事をとること。一つ、同じ寝室で寝ること。
・………。………。
・つまり何がしたいかというと。
・赤の他人の二人が紆余曲折を経て夫婦になってくのを書きたいだけなんですけど。
・たとえば
・綺麗な衣装を着てるのに背が小さい所為でどっか締らない結婚式とか。
・「……だ、旦那さま…?」とか言われて味噌汁噴き出す隊長とか。
・素で隊長の三歩後ろに従う慎ましやかな妻をしてるヒロインとか。
・何かあると自分の副官に報告してしまってる隊長とか。
・実は護廷中から注目されてるところとか。
・旦那さま事件は是非ともやりたい。
・というか隊長を旦那さまと呼ばせたい。
傍観主。
・今流行りの傍観をやってみる。
・傍観って言っても逆ハー狙いを傍観する方じゃないです。
・脱色のキャラを傍観してる感じ?
・まぁ端的に言うと”「私が天に立つ」と言った藍染惣右介を「何言ってんの、お前」とか言って鼻で笑う話”です。
・not最強主。
・脱色って霊は出てくるけど妖怪は出てこないじゃないですか。
・だから初めはヒロイン陰陽師でもいいかなって思ったんですけど。
・調べるのが大変なんで巫女さんにジョブチェンジ。
・だって陰陽師でも巫女さんでも虚退治できそうじゃないですか。
・すいません。巫女さんが好きなだけです。袴っていいよね。
・そういうわけで虚を祓いながら日々を過ごす巫女ヒロインin空座町。
・勿論死神のことも知ってます。
・神社のお付きの狐が教えてくれるから。
・ああそうじゃ、彼岸で何ぞあったようじゃの。
・ふーん?何か楽しそうですね?
・くっ、まあな。何でも死神風情が「天に立つ」等と世迷言をぬかしたらしいわ。
・死神が?別に立つくらいは出来るんじゃないですか。辿り着けるかどうかは知りませんけど。
・たしかにの。じゃがな、どうやら此方で事を起こすつもりらしい。
・…は?意味が分かりません!あっちで勝手にやってればいいじゃないですか!?
・うむ。
・てことは何ですか?こっちで彼岸の奴等が暴れる可能性があるってことですか?!
・汚い言葉を使うでないわ。可能性どころか確定事項じゃ。
・!! (びっしゃーん)
・そう気にするでない。あまりに度が過ぎるようであれば我等とて黙っておらぬ。
・ということは瞬殺もありえるんですね!
・そういうことじゃの。
・何だ、心配して損したー。
・これ、わしの前でその様な言葉遣いをするとは何事じゃ。
・え、あ、ハイ。すいません。
・うむ。
・という感じに藍染隊長の死亡フラグを確実なものにする話?
・アレ、傍観してなくね?
・いや、してるのか?手出してないもんな、うん。
事務専門隊士。
・警察や自衛隊にも事務官が居るんだから、護廷にいても可笑しくはないと思うんですよ。
・とりあえず入隊試験は通ったけどそこまで実働で動きたくない人達で。
・事務処理は達人級みたいな。
・「●●、この間の会議の資料はどこだ。」とか何気に隊長格の人と接触多いと思うんですよね。
・難点といえば恋愛に発展しなさそうな所?
・まぁ、ほのぼのとしたのが書けそうではありますけど。
・ここで典型的な逆ハーヒロインの傍観ルートが来てもいいかもしれない。
・脱色の逆ハーヒロインって護廷全隊を落としますよね。
・しかも隊長格が昼夜問わず追いかけてくるっていう。
・その上大体斬魄刀があって最強設定で。
・零番隊も多いですよね。
・それを白い目で見るうちの主人公。
・え、何やってんですか隊長、副隊長。
・は?護廷に置くことになったから取りあえず事務に?
・………はあ、まあ構いませんが……は?!斬魄刀持ってて始解もできるんですか?
・(それって普通に隊士として訓練した方がいいと思うけど…。)
・案の定隊長に追い掛け回されて仕事どころじゃない逆ハーヒロイン。
・むしろ事務って名ばかりで隊長とお茶するのが日常だと思ってる。
・だって逆ハーだし。
・しかも主人公の仕事場から1日が始まるから、書類はぐちゃぐちゃだったりするんじゃないだろうか。
・…や、可愛い顔していますけどね。
・実力も折り紙付きって凄いですけどね。
・ここで瞬歩の連発や鬼道の応酬とか本当に困るんですけど。
・ていうか隊長の仕事が進まないから溜まってる書類で被害が倍増してるんですけど。
・てな感じで色々とありえない光景を前に自失茫然。
・何かもう嫌になって護廷を辞めたりしたらそれはもう凄まじいことになるんじゃないだろうか。
・それで隊士に泣きつかれて隊長達が我に返ったりするといいよ。
・あれ、こっちもこっちでテンプレな傍観になっちゃった。
・だったら、逆ハーヒロインに怒りを爆発させてみるとか?
・貴女は自分の行動でどれだけ護廷に被害を出しているのか分かってるの?!
・夢見てる子だったらここらでもう隊長達に泣きつきますよね。
・そんで隊主会に呼び出される主人公。
・その近くにはしっかりと逆ハーヒロインが。
・それからはもう主人公に対する罵詈雑言の数々。
・ちょ、おま、部下に対してそれは無いだろっていうくらいの辛辣さ。
・だって傍観ネタでなくても逆ハーヒロイン以外の人の扱いって酷いですよね、逆ハーって。
・でも色々と悟っていたうちの主人公が「そんな、隊長まで…!」ということはない。
・その代わり、
・ああもう懲戒だろうが隊獄行きだろうが何でもええわ!
・ええか、これだけはよぉ聞けや!
・そこの女が来てからどんだけ護廷の機能が低下したと思っとんねん!
・現時点で通常任務に支障がないんは隊士の約5割!
・残りの5割のうち隊舎業務を遂行できるんは4割!
・過労による疲労でそれもできんのが2割!意識不明の重篤が4割!
・極めつけに隊士の総数はその女が来てから1割は減ってんやで!
・万一その女が原因やないとして、自分ら隊長格でいる資格があると思っとんのか?!
・何故関西弁になったし。
・これから先はまだ考えてませんけど、多分牢屋に入ってると思う。
・で、混沌になるんだぜ。
嫁っ子派生。
・今度は日番谷さんではなくて朽木隊長。
・しかも過去編の頃の白哉坊ですよ。
・事の始まりは総隊長と前当主蒼純様との間に起きた勘違い。
・うむ、朽木。お前の娘にしてもらいたい者が居るのじゃがな。
・義娘(むすめ)に…ですか?はい、構いません。
・総隊長はヒロインに朽木家の養子になってもらおうと。
・前当主は嫁にして朽木の人間にしようと。
・そういう勘違いが起こったんだと思うんですが。
・え、無いって?
・すいません、瀬尾はいまだに過去編読んでないんです。
・だから第一印象で蒼純さん天然入ってそうだなぁて思ったんですけど。
・え、駄目ですかね?
・で、とりあえず坊の嫁になったヒロイン。
・でも相手はあの白哉坊です。(いや読んでないから分かりませんけど。
・ヒロインに対して反発というか結婚自体が信じられないというか。
・そういう感じでヒロインに関心が無い態度を取り続けて。
・ヒロインは何とか親しくなろうと頑張るんですね。
・その様子を朽木家の人々は痛ましげな様子で見てます。
・ああ、奥方様が悲しんでおられますよ、若様…!
・この話でもヒロインは護廷の隊士なので、ある日任務に出るんですね。
・それで行方不明になっちゃって朽木家家中は騒然。
・ようやくヒロインに好意を抱いていた自分に気づく白哉坊。
・うちのヒロインは可愛いからね!
・でももう後の祭り。
・彼女は彼の下には帰って来ない。
・今はっきりしているのは此処までですね。
・この後は色々考えたんですけど、まとまらないっての何のって。
・哀婉ヒロインみたいに復活にトリップさせて、超直感でも身につけてもらおうかなとか。
・むしろ何も無いまま原作軸に戻ってもらおうかなとか。
・何かアレなんスよ。
・ヒロイン成長させて綺麗になったところで偽名使って白哉坊に気付かれないようにして!
・それで日番谷さんとか浮竹さんとかに取られそうになって!
・でも気づいていないっていう!
・そういう展開に持っていきたい。
・……朽木隊長不憫すぎるな。
・でもこうでもしないと緋真さんの話と辻褄が合わせられないし。
・朽木隊長相手にすることが無謀やったってことですかね。